エアコン取付で新しく配管穴をあける場合、壁材や外壁材を削る作業が発生します。建物の年代や建材によっては、石綿(アスベスト)含有建材の確認が必要になることがあります。

特に札幌では、戸建て、古いアパート、賃貸、分譲マンションなど建物条件が幅広く、既存スリーブがあるか、新規穴あけが必要か、穴を広げる必要があるかで対応が変わります。大切なのは、不安だけで判断することではなく、事前に資料と写真を確認することです。

この記事は2026年5月21日時点で確認できる厚生労働省、環境省、石綿総合情報ポータルサイト、札幌市の公開情報をもとに作成しています。実際の施工可否や必要な措置は、建物条件・工事内容により判断します。

結論: 新規穴あけは事前確認が重要

エアコン穴あけ工事では、次のような場合に石綿事前調査の確認が重要になります。

新規穴あけ外壁や内壁を削るため、建物年代や建材の確認が必要です。
既存穴の拡張今ある穴を広げる場合も建材を加工するため、確認対象になりやすいです。
2006年8月31日以前着工石綿含有建材が使われている可能性があるため、資料確認が重要です。
着工日不明着工日が確認できない場合は、安全側で確認します。
マンション・賃貸管理会社・オーナーの許可、共用部、原状回復も合わせて確認します。

既存の配管穴をそのまま使い、壁を削らない工事であれば、新規穴あけより確認事項は少なくなることがあります。ただし、ビス止めや穴拡張、外壁材の加工が必要な場合は別です。

公式情報で見る事前調査の考え方

石綿総合情報ポータルサイトでは、エアコンの取付や壁紙の張替えなどの小規模工事でも、施工業者が石綿使用の有無を調査する必要があると説明されています。事前調査には、書面調査、目視調査、必要に応じた分析調査、調査結果報告書の作成が含まれます。

また、令和5年10月1日以降に着工する建築物の工事では、有資格者による事前調査が義務付けられています。エアコンの穴あけのような小さな工事でも、工事の規模だけで軽く見ないことが大切です。

事前調査工事対象箇所の建材に石綿が含まれるかを、書面・目視などで確認します。
有資格者調査2023年10月1日以降着工の建築物工事では、有資格者による事前調査が必要です。
行政への報告建築物の改修工事で請負金額100万円以上など、一定規模の工事では報告システムによる報告が必要です。該当しない小規模工事でも事前調査は必要です。
石綿ありの場合石綿あり、または石綿ありとみなす場合は、法令に基づくばく露防止・飛散防止措置が必要です。

2006年以前・着工日不明の住宅で見ること

石綿総合情報ポータルサイトでは、石綿は2006年9月から輸入、製造、使用などが禁止されている一方、それ以前に着工した建築物では石綿が使用されている可能性があると説明されています。

そのため、エアコン穴あけ前には「築年数」だけでなく「建物の着工日」を確認できる資料があるかを見ます。築年数の聞き取りだけでは判断が難しい場合があります。

着工日確認に使える可能性がある資料

  • 建築確認済証、検査済証
  • 設計図書、竣工図、仕様書
  • 登記事項証明書、売買契約書、賃貸契約関連資料
  • 管理会社・管理組合が持っている建物資料
  • メーカー名や品番が分かる外壁材・内装材の資料

資料がない場合は、着工日不明として安全側で確認します。勝手に「たぶん大丈夫」と判断して穴をあけるのは避けるべきです。

確認が必要になりやすい工事

エアコン工事で石綿確認が関わりやすいのは、壁・天井・外壁を加工する作業です。以下のような工事では、事前に建物年代と施工範囲を確認します。

注意したい工事例

  • 新しくエアコン配管穴をあける
  • 既存の穴を広げる、位置を変える
  • 隠蔽配管や天井内で開口が必要になる
  • 専用コンセント工事で壁や天井を加工する
  • 配管化粧カバーのビス止めを外壁に行う
  • マンション・賃貸で管理会社の許可が必要な工事

LINE相談で送るとよい資料と写真

穴あけや穴拡張の可能性がある場合は、写真だけでなく建物資料もあると確認しやすくなります。LINE相談では、次の情報を送ってください。

建物情報戸建て・マンション・賃貸の別、建物の着工日または築年、分かる範囲の建物資料。
室内側室内機を付けたい壁、既存スリーブ、コンセント、周辺の窓やカーテンレール。
室外側外壁、既存配管穴、室外機置き場、配管ルート、外壁材が分かる写真。
管理情報マンション・賃貸の場合、管理会社の許可条件、穴あけ可否、ビス止め可否。
電気まわり分電盤、エアコン用コンセント、200V変更や専用回路が必要か判断する情報。

送信文の例は、LINE無料相談で送る写真にもまとめています。

よくある質問

エアコン穴あけ工事でもアスベスト確認は必要ですか?

新規穴あけや穴拡張など、壁や天井を加工する場合は確認が必要になることがあります。石綿総合情報ポータルサイトでも、エアコン取付などの小規模工事で事前調査が必要になることが説明されています。

2006年9月以降の建物なら確認不要ですか?

2006年9月以降は石綿の輸入、製造、使用などが禁止されています。ただし、着工日を確認できる資料があるか、実際に加工する建材が何かを確認することが大切です。

既存の穴を使う場合も対象ですか?

既存穴をそのまま使い、壁を削らない場合は新規穴あけより確認事項は少なくなることがあります。ただし、穴を広げる、位置を変える、ビス止めで外壁を加工する場合は確認が必要です。

アスベストがあると工事できませんか?

必ず工事できないという意味ではありません。石綿あり、または石綿ありとみなす場合は、法令に基づく措置を講じたうえで対応可否を判断します。

エアコン穴あけ前に写真と建物情報で相談できます

建物の着工日、既存穴、外壁、室内機予定位置の写真を送っていただければ、穴あけ前の確認点を整理しやすくなります。

まとめ

札幌でエアコン穴あけ工事をする場合、2006年以前着工、着工日不明、新規穴あけ、穴拡張、マンション・賃貸の工事では、アスベスト確認が重要です。小規模な穴あけでも、工事対象箇所の事前調査を軽視しないことが安全につながります。

判断に迷う場合は、建物資料、室内外の写真、既存穴の有無、管理会社の確認内容をまとめて送ってください。